2023年3月8日 #158「いい数秘使いになるには」

こんにちは。お元気ですか?

月の第2週は「数秘の使い方」を書いています。今回は根本的なところを。
今、私はオリジナルのオラクルカードを作っています。60枚のカードたちです。制作を始めた時にはきっと簡単に書けるだろうと思っていました。オラクルカードにありがちな文言やこれは必要な提案だろうと思う言葉はたくさん思い浮かびました。

今 1枚1枚の説明書の部分を書いています。
ここがしっかりまとまらないとカードに表示する核の一言が決まりません。ちなみに今は18枚の説明文が終わったところです。

オラクルカードも数秘術も道具です。その目的は使っている本人が幸せになることです。橙花式はカバラ数秘術をベースにしていますが、今 説明文を書いていて拙著やメルマガ・セミナー・ブログ・オラクルカードで伝えているのは結局「橙花が考えていること」だとしみじみ感じました。いつも鑑定やセミナーで話している言葉がそのまま活字になっていきます。これらはあくまでも橙花の考えです。これが誰かへのプレッシャーにならないで欲しいと心から願っています。

そもそも鑑定の理想や着地点はその時々の場所や時代背景によって全く違う像になります。それは教育や倫理観とすごく近しい部分でしょう。「私の幸せはこういう形だ」とひとりひとりが考えた場所まで辿り着いていただくのが鑑定の目的だと思います。
しかし自由を獲得するのが着地点だと思い込んだ鑑定家は ただただひたすらにクライエントをひとりぼっちにする道を提案し続けるかもしれません。クライエントが望んでいないのに。

数秘でもカードでも鑑定は不確定で正解がありません。たとえば「家族を大切にするべき」という現代の一般常識も鑑定家の一言でいとも簡単に「自由のためには家族なんか捨てていい」と書き換えることができます。そこにとても恐ろしさを感じます。

だからこそ今 私が言えるのは、この数秘というすばらしい道具をまずは自分のために使ってみる。そして困っている人がいたら、その人がもっと困らなくていいくらいに使ってみる。追い詰めないように、プレッシャーにならないように、自分をダメな人間だと思わなくていいくらいに、少し使ってみる。
その繰り返しだけが いつかいい数秘使いや鑑定家になれる唯一の道なのではないかと思います。みなさんを応援しています。

ではまた来週!

この記事をシェアする

シェアしていただけると励みになります

セミナー・鑑定のお申込み